大倉子ども会の取り組み
子どもがたくさんいて、子ども会活動が活発だった時代は終わり
人数の減少による存続の危機の到来
どうやって乗り越えるか、
「大倉子ども会育成会」
大倉地域を一つの子ども会、育成会に統合して現在に至っております。
現在の会員は、一桁ですが、子ども会、親の会、育成会という組織で子ども達の成長を見守っています。
育成会の主な活動は、子ども会、親の会は、子どもの卒業とともに変化しますので、親の会が子ども会を安心してサポートができるように、親の会のアドバイス・サポートを主としています。
また、宮城子連の役員なども行い、その情報提供も行っています。
「大倉子ども会育成会」のあゆみ
最初に、大倉子ども会育成会は、定義子ども会育成会、日向子ども育成、大倉栗生子ども会育成会、白木子ども会育成会を集約した会です。
2005年頃、子どもの少数化にともない、子ども会の活発化を願って組織された「大倉連合育成会」そして2017年頃「大倉子ども会育成会」と2回の統合がありました。
大倉連合育成会設立の経緯は、子どもの少人数化により、各子ども会の単独事業実施が難しくなったこと。もう一つは、連合町内会等で子ども会にも参加してもらいたい行事があるときに、会長の変更など把握できないことが多かったので一元化して連絡の合理化を求められたこと。です。
子どもの減少、保護者の減少に伴い4つの子ども会統合という選択しもありましたが、各会の地域的距離の問題、各町内会での育成会・子ども会の取扱・立場の相違があり統合は見送られ、連絡網、情報の共有をはかり、お互い都合のつくときにだけ共催事業として実施していくことで、大倉連合育成会の組織が誕生しました。
主な特色
①4つの単位町内会の育成会・子ども会がそれぞれ加入しています
②会費、強制的な行事参加は無く、各育成会子ども会の都合で参加できます
③田植え踊り、舞踊教室、習字教室など個人の興味で参加できる
④大倉連合町内会、社会福祉協議会、自主防災部、体育振興協議会などの行事、イベントの要請によって積極的に参加する。
この会が設立したことで、
①行事に子ども会として参加しやすくなり、また子どもの名前、顔を覚えていただけるようになり、地域一体の活動が行えるようになりました。
②単位育成会、子ども会にはつたわりにくい行政の企画・情報を伝達することで子ども会活動に活性化が生まれ、子どもたちの参加率も上がりました
③七夕、紙芝居作成などのコンテストにも応募入賞する子ども会もあり、お互い良い刺激となって来ました。
当時(2006)の各子ども会活動を見てみると
「日向子ども会」では、七夕飾りを地域のみならず近くの施設に届けています。
また、奉仕作業にも積極的に参加されているようです。
「定義子ども会」では、観光地と言うことで、駐車場や交流センターなども清掃しています。
また、定義ホタルの里づくり活動に参加し、大人に混じって清掃活動もしています
「栗生子ども会」では、仙台の昔を伝える紙芝居コンクールに出展し、2年連続入賞しています
「白木子ども会」では、子どもたちの手作りポスターを、不法投棄されやすい場所にたてて環境美か運動を行いました。
各子ども会の年間活動は
栗生子ども会・・11回
白木子ども会・・15回
日向子ども会・・・6回
定義子ども会・・13回
田植え踊り・・・・14回
舞踊教室・・・・・・29回
習字教室・・・・・・12回子ども会、各教室を合わせると年間100回を越えます
その他に、大倉ふるさとセンター行事、自然塾、十里平山がっこなどの行事参加もありました。
地域行事・イベント参加については
①地域の防災訓練参加
大人に混じって「サバメシ」を作っています。
大倉のように、日中子どもと高齢者しかいない地域にとって、このような活動に子どもも参加し防災活動を体験することは、大きな意義があると考えています。
②毎年社会福祉協議会で行われている敬老会に慰問参加
毎年慰問参加し、舞踊などを披露し大変喜ばれました。
③食改指導による親子料理教室参加
子どもでも、包丁を使用し料理を作りますし、男子も女子に負けず参加しています。
食事会では自分たちで作った料理に会話の花が咲きます
④防犯協会による防災マップを作りの協力。
各育成会から意見一つに集約し、子どもの立場に立ったマップになりました。
令和の大倉子ども会
その後、各子ども会の人数の偏りなどから単独での活動が困難になったことから、 「大倉子ども会育成会」として大倉地域を一つの子ども会、育成会に統合して現在に至っております。
現在の会員は、一桁ですが、子ども会、親の会、育成会という組織で子ども達の成長を見守っています。