卒業おめでとうございます

子ども会の小学6年生、中学3年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
育成会で子どもたちをお世話いただいた皆さん、子ども達のご卒業をお祝い申し上げます。
今年は卒業式が実施出来そうです。もし許されるのならば育成会長の方も卒業式に出席させていただけると良いですね。

私は廃校になった作並小学校新川分校で育成会長を12年担当しました。来賓として卒業式、入学式に12回出席させていただきました。卒業式での感極まった子ども達の表情、5人の校長先生の個性ある祝辞も感動的で記憶に残ってます。作並小学校の卒業式では「将来の目標」を卒業証書を受け取る前に大声で宣誓していました。そして卒業生全員がリレー形式で「感謝の気持ち」を表明するのですが、私の息子の卒業式では緊張からなのか貧血で一人医務室に運ばれました。保護者や来賓は「穴が開いてしまうのでは」とハラハラしたのですが、何事もなかったように式が続きました。後で息子にそれを聞くと「想定内だよ」とサラリとしていました。セリフを忘れた時のバックアップまで練習していたようですが、頼もしくなったなぁと成長を実感致しました。

卒業をイメージする楽曲は世代によって違いがあります。身近な人に聞いてみました。武前会長はダスティンホフマン主演の映画「卒業」の挿入歌「サウンド・オブ・サイレンス」MKR事務局の斎藤さんは斎藤由貴「卒業」私はユーミンの「卒業写真」でした。息子の卒業式ではGReeeenの楽曲を卒業生が演奏しました。

昭和の時代は「ほたるの光」です。この原曲はケルト(スコットランド)民謡というのをご存知でしょうか。東日本大震災の復興応援イベントとして、作家の故CWニコルさんがご自身の持つ黒姫山の施設に招待して下さいました。その閉会式でニコルさんが「ほたるの光」を原語で歌って下さりました。

螢の光、窓の雪
書讀む月日、重ねつつ
何時しか年も、すぎの戸を
開けてぞ今朝は、別れ行く

 

妻は「仰げば尊し」をあげました。

仰げば 尊し 我が師の恩
おしえの庭にも はやいくとせ
思えば いととし このとしつき
今こそ 別れめ いざさらば

自身の卒業式、記憶に残っているのは小学校の卒業式です。高校・大学は学園紛争で式がありませんでした。一昨年もコロナ緊急事態で卒業式を実施できなかった学校もあるでしょう。大がかりな式典は無くてもやはり人生の節目であることは間違いありません。小学校の卒業式をなぜ覚えているかというと紅白饅頭をお土産に頂いたからです。ぜひ卒業するお子さんに楽曲と共に「記憶に残る」節目を残してあげて下さい。

宮城子連(MKR)会長 小島 𠮷雄