指定都市子ども会育成研究協議会仙台大会が週末に迫りました。
10月21日(土)22日(日)の両日、仙台ガーデンバレス他を会場に実施されます。実行委員長は市子連会長で仙子連副会長の石原さん。仙子連理事の小島キャプテンは副実行委員長、武さんは会計の総責任者と第一分科会発表者の重責を担っています。
前回仙台大会は2011年、あの大震災の年の秋に秋保で実施されました。振り返ると市子連会長が交代されましたが、それ以外の大会役員は同じ顔ぶれの様にも感じます。現在小学校校長会の会長を担当されている鎌田先生が、当時は市子連の理事であり作並小学校の教頭先生でした。武さんとMKRの監査役で当時は役員だった千田さんと4人で分科会を担当し「Miyagi Kodomokai Brothers 国道48号線チーム」と洒落てMKB48と名乗ってました。鎌田校長は今回大会でも分科会のバックアップをして下さいました。このように基幹となるメンバーが強固な人間関係を構築している点は素晴らしいのですが、やはり世代交代というか新たな人材の発掘が進んでいない様にも感じます。ちょうど県議会議員選挙の広報車が来ました。現在仙子連の理事で広瀬小学校PTA会長の佐藤さんが立候補しました。マクロに考えれば素晴らしい事なのですが、子連の事を考えると少し悩みます。
この「政令指定都市・・・」という枠組みは今何を意味しているのでしょう。行政的には県レベルの権限を与えられる訳ですからデメリットよりメリットが上回るでしょう。でも「政令指定都市国体」「政令指定都市県人会」「政令指定都市高校野球大会」・・・あるんですかね?どうも行政組織以外はバブル当時の屋上屋を作ったとしか見えません。良く引き合いに出す出身民間企業でも「本社-支社」の下に各県営業所があったのですが、この東北地区でも青森・秋田・岩手の北三県統括本部などというのを中間組織として作っていました。今は中間組織は全て撤廃され事業ごとに本社直結です。地方拠点の事務所として支社営業所が残っているだけです。全国支社担当者連絡会も1998年に私が総務課長として担当した仙台連絡会議を最後に廃止されました。
全国子ども会の組織論を生意気に提案する訳ではありませんが、やはり組織のスリム化は必要でしょう。課題は前段で論じた世代交代です。育成者協議会に集う方たちは各地で活躍されている方たちですが、皆さんバブルを謳歌した世代です。第一分科会は「持続可能な子ども会」がテーマです。武さんの事例報告では今取り組んでいる「子ども会に入ろう」などの活動や小学校との連携などを紹介します。さてどんな反応、どんな提言が生まれるのでしょうか。第三分科会では「集まれ若者!子ども会の明日を考えよう」というテーマでシニアリーダーが中心となって議論を進めます。こちらも注目したいと思います。
子ども会は持続可能な組織として今後も地域社会の役割を担っていきたいと考えています。そこには時代を背景としたモデルチェンジも必要ですし、行政や教育組織との適切な役割分担の見直しが必要です。いじめの問題は子どもをとりまく重要なテーマですから見て見ぬふりは出来ません。今メディアが盛んに取り上げている性の多様性についてはどうなんでしょう。この地域では一度も話題にならない外国人居住者の問題はそれこそ横浜や神戸では結構大きなテーマなのかもしれません。武さんが良く口にする「大人の都合で子どもの機会を奪ってはいけない」はそんな中でも普遍のテーマです。育成者研究会での実のある討議を祈りたいですが、今は来客来賓のお茶出しとか席順決めに汗をかいてます。