どっちが大切なんだ!
遡る事18年前まではメーカーの人事部長、国際研修部長などを担当していました。「グローバル化~」などがにぎわっていた頃ですね。上司は亡くなった元経団連の会長で「即断即決」を常に求められました。
高校サッカー部時代からキャプテンを任せられ、大学、社会人、そしてOBチームのキャプテン、代表を経験していますので「判断しなくてはならない」局面は数多く経験しています。部下や後輩に「どっちが大切なんだ」と迫るのが私のスタイルでした。
今、武事務局長と斎藤さんから「どっちが大切なんですか」と迫られています。「即断即決」できないのでこうして言い訳しています。
8月9月の猛暑で東京都シニアサッカー連盟主催のオーバー60歳リーグ公式戦が3試合ドクターストップで中止になりました。そしてその代替日程が先日発表になりました。9月24日(日)練馬大泉サッカー場、10月7日(土)同競技場です。そもそも私の日程を最優先にして「学区交流会」のスケジュールを組んでもらいました。
日程やお誘いが重なった時、何を最優先にするのか?「仕事で忙しくて」というエクスキューズはほぼ9割通用するでしょう。「家族が危篤で」はその次でしょうか。芸能人やアスリートの中には「親の死に目に会えなかった」が一種の美徳のように報道されています。仕事優先です。「家族となになに」「趣味でなになに」は最も却下される言い訳でしょう。まだ「体調不良で」の方がマシと認識されていると感じてしまいます。
私は武さんに「サッカー優先と宣言しているから」と先ず欠席を伝えました。でもプロ選手ならともかく「趣味でなになに」の世界です。「会長の本気度が伝わらない」と言われれば「そうですね」です。「わざわざ忙しい現役世代を対面で集めたのに」「この機会を逃したら」「サッカーの人数は足りてるよ」なんてフレーズがその後頭から離れない様になりました。でも
9月13日(水)に同じくオーバー65歳リーグの公式戦が(予定通り)決まっており、前後のいくつかの重要会議の欠席を宣言していました。ところが9月11日(月)に新型コロナウィルスの陽性判定を受けてしまい、試合も会議もそもそも出られなくなってしまいました。コロナ感染事態は無症状感染で、常備薬を頂きにかかりつけ医の問診を受けた際に「喉がゴロゴロする」と言ったところ検査となり発覚したものです。無念としか言いようがありません。ドクターストップです。そもそも65歳以上の仲間の集まりです。この歳までサッカーが続けていられるのは各自人一倍の自己管理をしているからで「お大事に」という社交辞令はあったものの「しっかりせよ」という叱咤の方がコメントの多数を占めました(1-0で試合勝利)
健康と義理とどっちが大切なんだ? 多分経年変化によりこの価値観は逆転しました。会社と家族とどっちが大切なんだ?も少しずつ形勢が変わってきているようです。仕事と子育てだったら迷わず後者です。
ボランティア活動は「やりがい」「達成感」「貢献意識」などにモチベーションが支えられています。「組織改革の断行」成功に導ければくだんの上司からはお褒めだけでなくボーナスなどで報いて頂けました。「子ども会組織改革の断行」成功しても失敗しても「痛み」は伴いますので「自分だけの達成感」しか残らないと思います。それでも責任と信念をもって対処していかなくてはなりません。そのためには自己管理上も「信念」を貫かなくてはならないとも感じました。意識改革です。「仕事が忙しいならサッカーなど辞めたら」大正世代の親には良く言われました。でも辞めませんでした。東京のリーグに参戦しなければ掛け持ちの可能性は広がりますが出身地東京には切磋琢磨する同世代仲間がいます。所詮「コロナ」でドクターストップになるのであれば、悩まず信念を胸に試合で得点を目指す事を選択します。穴をあける代替施策は周到に準備です。カズが引退する前には辞めないぞ!!! 1955年7月生まれ68歳