七夕送りのご報告

8月24日の七夕送りは記憶に残るイベントになりました。

不安定な天気が続き、朝からキャプテンは雨雲レーダーとにらめっこでした。そして15時頃青葉区西部地域にゲリラ豪雨が襲いました。ここまでは想定内でした。そして準備を始めた16時過ぎには雨は上がり、その後の天気は安定する予想でした。

ご来賓の宮城総合支所地域活性化室の梶様が来ません。定刻10分遅刻でした。「国道48号線が猛烈な雨で止まってしまった」と頭をかきながらご登場です。

SSKを代表して武事務局長のご挨拶、そして急遽主催団体となった広瀬川ほたるの会庄司会長のご挨拶、ご来賓の梶様のご祝辞に続いて七夕送りが始まりました。

まずほたるの会の水質調査専門員の阿部さんが白装束となり、神主に扮してオリジナルの祝詞を読み上げます。続いて同じくほたるの会広報専門委員の西條さんが巫女となり二礼二拍手に続いて本格的な祝詞を暗唱されました。短冊以外の仙台七夕7つ飾りを火にくべて火力が高まったところで一人ずつ願い事短冊を無作為にとり上げ読み上げます。中には英語で書かれた願い事もあり、たまたま続けて引き上げた梶さんが苦笑いです。参加者が2回ずつ読み上げ炎にくべた後、すべての短冊が煙となって大空に上っていきました。

以上で七夕送りを終了しますと司会を担当していたキャプテンの案内が終わると同時に、ドシャーという音も伴ってゲリラ豪雨です。あわてて用意していたタープの下に避難し、ほたるの会遠藤副会長のご発声で直会乾杯です。同時にほたるの会音楽リーダーの渡辺さんご実家で栽培された大きなスイカの入刀が行われました。子どもがいればスイカ割だったのですが、今回は熟年男女が包丁を持ちました。

身動きが取れないようなゲリラ豪雨の中、キャプテン作成の特製トン汁がふるまわれました。

「泳げるようになりたい」「妹が元気に育ってほしい」「ゲーム機が欲しい」「世界が平和でありますように」「I WISH TO BE ・・・・」・・・・読み上げた短冊の思いをかみしめながらお神酒をいただきました。

夕闇が迫ったころ豪雨は収まり、ほたるの会の別メンバーも加わり「XXほたるの観察会」に移行しました。「XXほたる」というのはまだ種別が特定できていない陸生ほたるで、数年前から9月になっても光っているのを発見して観察を続けています。今夜も水滴が光る草むらに点々と光る小さな虫を発見することが出来ました。この観察場所は個人の私有地のため広く一般に開放することはできませんが、今後新しいほたるの勉強・観察地として子ども会に開放できるように働きかけて参りたいと思います。

想定外のゲリラ豪雨、想定外の英語の願い事短冊、そして未確認のほたる・・本当に記憶に残る「七夕おくり」でした。急遽ご参加いただくことになった広瀬川ほたるの会のメンバーの皆さんに感謝申し上げます。来年は子どもも参加していただける様なイベントにリニューアルさせようと思います。