新入学おめでとうございます

新入学おめでとうございます

小学校の入学式というのは、恐らく本人は何も覚えてはいないでしょう。でも保護者の皆さま、ご両親であったりおじいちゃん、おばあちゃんにとっては忘れられない思い出でしょう。お仕事が忙しい親御さんもここはぜひ「休みます」と宣言して入学式にご臨席下さい。
MKRの会長になる前は、廃校となってしまった作並小学校新川分校のPTA副会長と子ども会育成会長を担当していました。一人息子の入学式はもう16年も前の事ですが、その時の記念写真が分校のホールに飾ってあるので今でも昨日の事のように思い出します。写真には私の亡き父親、息子のおじいちゃんも鎌倉から駆けつけて写ってます。そもそもその数週間前までは東京(住まいは横浜)で会社員をしていたので、新入児童は勿論のこと保護者の方たちも全員初対面でした。そうです、私は入学式に参列するために「お休み」をとるのではなく会社員を退職してしまいました。以来地域にとってはよそ者の私達家族がこの16年間で各方面から受け入れていただけたのは「子ども会」の世話人を続けて来たからです。恩返しの意味でももう少しこの世界で汗をかこうと思います。

入学式に戻ります。子ども会育成会長になってからずっと作並小学校の「来賓」として招待を受け「黄色い帽子」や「色鉛筆」などのお祝い品を手渡す役割をさせていただきました。ですから10年以上すべての新入児童と触れ合った事になります。今は成長して社会に出ている子供たちの入学式の姿が目に浮かびます。来賓には町内会長や地域の警察や交通指導鯛、お世話になった幼稚園の関係者も列席されていますが、異動で交代されます。おそらく私が一番長く式にかかわれたと思います。おかげで出身校でもないのに作並小学校校歌はすらすら歌えます。

「親子で思い出作りをしてください」と機会あるたびに発信させていただいてます。冒頭にあるようにお子さんにとっては「記憶に残らない」式だと思いますが、親御さんにとっては子育て歴史の第二コーナーを回った貴重な証拠です。ぜひしっかりとした記念写真を残して下さい。手のかかる幼稚園までの道のり、本当にご苦労様でした。次の節目は中学校卒業、まだ9年先です。

2023年3月29日
宮城子連(MKR)会長 小島 吉雄